= Maven Ant Tasksの利用方法 = Maven Ant Tasksを利用するとmvnコマンドを叩くことなく、antのbuild.xml内でそれらの作業を行うことができる。 以下では、Eclipse上のbuild.xmlでアーティファクトをビルドして、社内リポジトリにデプロイする方法に絞って説明する。 == Maven Ant Tasksのインストール == 単純に[[http://maven.apache.org/ant-tasks/|Maven Ant Tasksのウェブサイト]]からjarファイルをダウンロードする (2010/7時点ではmaven-ant-tasks-2.1.1.jar)。 これを置く場所としては様々である。 * c:\documents and settings\ユーザ名\.antフォルダを作成してその中に置く。 * eclipseのインストールディレクトリのpluginsの中にあるantのフォルダのlibディレクトリに置く。 * 好きなところに置く。この場合、eclipseのant実行時のクラスパス指定を行う必要がある。 ※eclipse環境の場合は、これらを行っても自動的には追加されない模様。ウインドウ>設定>Ant>ランタイムのクラスパスに明示的に指定する必要がある。 == pomファイルの用意 == mvnコマンドと異なり、Maven Ant Tasksには実行時にgroupIdやartifactIdを指定する仕組みが無い。 これらはすべて「指定されたpomファイル」から取得される。 これをあらかじめ作っておくべきであるが、しかしバージョン番号等はその都度変更したいので、antで自動生成させた方がよいと思われる。 例えば、以下のようなpom.xmlを作成しておくか、自動生成させる。 {{{ 4.0.0 lipermimod lipermimod 0.9.0 lipermimod POM file }}} == build.xmlの変更 == 既にプロジェクトにはbuild.xmlが存在すると仮定する。これをprojectタグ部分を以下のように変更する。 {{{ }}} === ローカルリポジトリにインストールする場合 === ローカルリポジトリにインストールする場合には以下のようなtargetを記述する。 mypom.xmlは先に作成したPOMファイル、test.jarはアーティファクトjarファイルである。 {{{ }}} === 社内リポジトリ等にデプロイする場合 === 社内リポジトリ等にデプロイする場合は以下のように記述する。 {{{ }}} なお、デプロイ先の指定には、http, ftp, scp等の様々なプロトコルが使用可能である。 「file://localhost/test」とすると、Windowsの場合には「c:\test」というフォルダが作成されてそこにインストールされる。 なお、ローカルリポジトリへのインストールではチェックサムは作成されないが、デプロイでは自動的にmd5, sha1チェックサムが生成される。