= バインディング = インジェクタの仕事は、オブジェクトのグラフを構築することである。 あなたが、型を指定してそのインスタンスを要求すると、インジェクタはビルドすべきものを調べ、依存性解決をし、すべてをワイアリングする。 インジェクタにバインディング指定することにより、依存性解決の方法を指示する。 == バインディングの作成 == バインディングを作成するには、AbstractModuleを拡張しそのconfigureメソッドをオーバライドすればよい。 メソッドボディにてbind()を使い、各バインディングを指定する。 これらのメソッドはタイプチェックされているので、型が誤っているときはエラーが報告される。 モジュールを作成したら、Guice.createInjector()の引数として渡せばよい。 [[guice/Manual/UserGuide/Bindings/LinkedBindings|リンクバインディング]]、 [[guice/Manual/UserGuide/Bindings/InstanceBindings|インスタンスバインディング]]、 [[guice/Manual/UserGuide/Bindings/ProvidesMethods|@Providesメソッド]]、 [[guice/Manual/UserGuide/Bindings/ProviderBindings|プロバイダバインディング]]、 [[guice/Manual/UserGuide/Bindings/UntargettedBindings|アンターゲットバインディング]]を作成するには、モジュールを使う。 == さらなるバインディング == インジェクタに明示的に指示するバインディングのほかに、[[guice/Manual/UserGuide/Bindings/BuiltinBindings|ビルトインバインディング]]がある。 また、依存(オブジェクト)が要求されたにも関わらず見つからない場合は、[[guice/Manual/UserGuide/Bindings/JustInTimeBindings|その場バインディング]]が試される。 さらにインジェクタは、他のバインディングに対してその[[guice/Manual/UserGuide/InjectingProviders|プロバイダ]]を保持する。