= Hello, World = [[https://github.com/harrah/xsbt/wiki/Getting-Started-Hello]]の訳(2011/10/26時点) 既にsbtをインストールしていることを前提とするよ。 == ソースコード入りのプロジェクトディレクトリを用意する == ただ一つのソースファイルの入ったディレクトリでも正当なsbtプロジェクトになりうる。 以下のように作成しよう {{{ $ mkdir hello $ cd hello $ echo 'object Hi { def main(args: Array[String]) = println("Hi!") }' > hw.scala $ sbt ... > run ... Hi! }}} このケースではsbtでは純粋にコンベンションのもとで動作する。以下を自動的に見つけてくれるんだ。 * ベースディレクトリ中のソース * src/main/scalaあるいはsrc/main/java中のソース * src/test/scalaあるいはsrc/test/java中のテスト * src/main/resourcesあるいはsrc/test/resources中のデータファイル * lib中のjarファイル デフォルトでは、sbtはsbt自身が動作しているバージョンのScalaを使ってプロジェクトをビルドする。 sbtのrunコマンドで君のプロジェクトを実行することもできるし、sbtコンソールからScalaのREPLを使うこともできる。 sbtコンソールは君のプロジェクトのクラスパスをセットアップしているので、君のプロジェクトのコードをベースとするScalaコードサンプルを試してみることもできる。 == ビルド定義 == 多くのプロジェクトではマニュアルのセットアップが必要だろう。 基本的なビルド設定は、プロジェクトのベースディレクトリに置いたbuild.sbtというファイルで行う。 プロジェクトがhelloというディレクトリにあるなら、hello/build.sbtというファイルを作成して、以下のように記述する。 {{{ name := "hello" version := "1.0" scalaVersion := "2.9.1" }}} 「.sbt build definition」で、build.sbtファイルの書き方について見ていく。 プロジェクトを一つのjarにまとめようと思っているのであれば、少なくともbuild.sbtにて、nameとversionを指定しておく必要がある。 == sbtのバージョンを指定する == hello/project/build.propertiesというファイルを作ることによって、特定のバージョンのsbtの使用を強制することもできる。 このファイルに以下のように記述する。 {{{ sbt.version=0.11.0 }}} 0.10以降、sbtはリリース間での99%ソース互換を持つようになった(訳注:ほんと?)。 が、project/build.propertiesでsbtのバージョンを指定することは、混乱を避けるためだ。 次は[[sbt/Getting-Started-Directories|ディレクトリ構造]]