GAE(Google App Engine)
GAEの問題点
未サポートのJava-API
使用できないjava apiが多い。例えば、java.awt以下が使えないため、これに依存しているbatikは全く動作しない。 そのほか、JasperReportsが動作しないなど、イメージ関連のJava-APIに依存しているライブラリは軒並み使用不能のようである。 つまり、サーバサイドで何らかの画像処理やレポート作成を行わせるのはほとんど不可能とみてよい。
ただし、http://www.tinyline.com/のようなGAEで動作することをウリにしているライブラリも存在する。
スピンアップ
誰も使用していない状態が続くと、アプリケーションが「スピンダウン」という状態になり、次の使用時には「スピンアップ」という処理が必要になる。 これは自動的に行われるのが、少々時間がかかる。
Fromアドレスの制限
メール送信時のFromアドレスとしては任意のものが使用できない。 あらかじめGAEに登録したものしかだめ。
ヒープの制限
最大で100MB程度らしい。
レスポンスタイム
30秒以内(緩和されているという話もあるが、未確認)にレスポンスを返さなければならない。 ユーザ向けの機能としては当然なのだが、何らかのシステムバッチ処理を行うのには不便。
ダウンロード可能なデータ量
1MB程度の制限ということだが、実際にはそれほど大きなデータはダウンロードできない。 少なくともGWTPのアクションハンドラを使用すると、300KB強程度しかダウンロードすることができない。 しかもダウンロードが途中で打ち切られても何のログも残されず、手元には壊れたファイルだけが残ることになる。
参考
Eclipseプロジェクトの作成
以下はEclipseでGWTプラグインを使用する前提。
GAE対応でないGWTアプリをGAE対応にする
プロジェクトプロパティのGoogle/App Engineを開いて、「Use Google App Engine」をチェックする。 この時点で、war/WEB-INF/appengine-web.xmlというファイルが作成される。
- App Engine SDKを選択する。この場で構成することもできる。
- Deploymentを指定する。My Applicationのクリックで登録済のアプリケーション一覧が表示されるので、いずれかのID(一覧では「Application」列)を入力する。
続く。。。
サードパーティ