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SVG

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参考

単位について

様々な記事において、「SVGには様々な単位を使うことができ、それはpx,mm,cm...云々。それらを混ぜてつかうこともできる云々」などという解説をしているが、これはほぼ意味がない。理由としては以下。

  • 現代では、ほぼすべての作業がコンピュータ上で行われるのであり、その場合に実際の単位というのはあまり意味がない。例えば、SVG上で1cmの線と指定したところで、ディスプレイ上で1cmで表示されることはまずない。
  • 一つのSVG文書の中で単位を混ぜ合わせることはまずない。このようなことをすれば常識を疑われることであろう。
  • 最終的に物理的な印字等が行われるとしても、全体のサイズが指定されれば十分である。例えば、SVG全体の横幅が1000という数値になっていても、それを「A4横に印字する」ものと指定されればよいだけの話である。

SVGにおいて、単位が省略された場合は「ピクセル」ということになっているが、これも全く意味がない。当然ながら、ピクセルは出力デバイスの解像度に依存するからである。

むしろ、SVG文書における数値には単位をつけるべきではなく、かといってピクセルと解釈されるべきではなく、デバイスへの出力時に適切なスケーリングを常に行うべきものである。

Raphaël

JavaScript中でベクターグラフィックスを描画するためのライブラリ。これを「SVG」と紹介しているところが多々あるが、これは間違い。あくまでもブラウザのSVG機能あるいはVML機能を使ってベクターグラフィックスを描画するものであって、SVGの読み込み機能は無い。これを行うのが以下のライブラリ。