Revision 4 as of 2011-06-25 05:45:01

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Play/StepByStep

ステップバイステップ

以下の記述は、Play1.2.2RC2+scala-0.9.1によるもの(2011/6/25時点)

※play-scala-0.9とはコントローラの記述方法が大幅に異なるので注意。

スケルトンの作成と実行

上述の環境でplay new ... -with scalaとしてアプリケーションを作成する。 さらにIntelliJで編集できるように、play idealize ...などとする(このときエラーが発生するがとりあえず無視)。 play runとして実行する。通常通りのデモ画面が表示される。

ちなみに、現時点ではplay run --%prodとするとエラーが発生してしまう。

ルーティングの確認

conf/routesを確認すると、

GET     /                                       Application.index

という記述がある。 これは、ルートにアクセスされた場合には、controllersパッケージのApplicationオブジェクトのindexメソッドを呼び出すという意味。 ここで記述する、オブジェクト名はcontrollersパッケージに存在することを前提としている。これはJavaの命名規約に背くものであるが、このアプリ内だけで使うものなので問題ないだろう、と考えたものと思われる。 controllers以外のパッケージのものを使う場合は、パッケージ名を明示する必要がある。

routesの記述はJava版と同じと考えられる。 routes ファイルの構文

コントローラの確認

app/controllers.scalaを見てみると、

package controllers

import play._
import play.mvc._

object Application extends Controller {
    
    import views.Application._
    
    def index = {
        html.index("Your Scala application is ready!")
    }
    
}

などとなっている。この「html.index("Your Scala application is ready!")」という部分は、play-scala専用のテンプレートエンジンによって生成される関数の呼び出しなのだが、これはとりあえず無視する。

とりあえず、テンプレートは使わずに自力でhtmlを作成して返すことを考える。

自力HTMLの返し方

次のように記述を変更する。

object Application extends ScalaController {
    def index = {
        Html("<html><body><h1>hello, wold</h1></body></html>")
    }
}

まず、「extends Controller」は「extends ScalaController」に変更する。前者のままだとIntelliJが混乱してしまうようなので。

さらに、indexの本文にはhtmlらしきものを引数としてHtml()というメソッドを呼び出してみる。もちろんScalaでは直接XMLが記述できるので、二重引用符はなくてもよい。