インストール
以下では、CentOSにrpmパッケージをインストールする場合のみを記述している。
サービス起動方式
特に注意が必要なのは、バージョンあるいはアーキテクチャによって起動方法が異なること。次の二つの方式がある(ようだ)。
linuxのサービスとしてインストールされる
/etc/rc.d/init.d/firebirdというスクリプトが生成されるので、これを直接使うか、あるいは「service firebird start」などとして起動する。xinetdのサービスとしてインストールされる
/etc/xinetd.d/firebirdという設定ファイルが生成され、起動はxinetdから自動で行われる。
どういう場合に前者をあるいは後者を選択しているのかは不明だが、前者のタイプを使い続けていた場合に後者をインストールすると、なぜサービスが登録されないのかと悩むことになる。
また、Firebird 2.5 Quick Start Guideのような文書にさえ、この件については何も記述されていない。わずかにAppendix A: Firebird server architecturesにそれを匂わせるような記述があるのみである。
パスワード変更
Windowsの場合はsysdbaのパスワードはデフォルトでmasterkeyになっているが、linuxではインストールごとに変更される。 これはインストールディレクトリトップのSYSDBA.passwordに記述されており、これを変更するにはbin/changeDBAPassword.shを使用する。
FirebirdSS 2.5.1のインストール
「October 04, 2011 FirebirdSS-2.5.1.26351-0.amd64.rpm」をCentos6.2にインストールしようとすると、
error: Failed dependencies: libncurses.so.5 is needed by FirebirdSS-2.5.1.26351-0.amd64 libstdc++.so.6 is needed by FirebirdSS-2.5.1.26351-0.amd64
となる、ところがlibncurses.so.5とlibstdc++.so.6はインストール済み。 この件については以下。
http://tracker.firebirdsql.org/browse/CORE-3803
しかし、この方法だと、インストールされるディレクトリが「標準」ではない(標準rpmとは異なるディレクトリにインストールされてしまう)。