Revision 6 as of 2012-05-23 00:14:46

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firebird/Install

インストール

以下では、CentOSにrpmパッケージをインストールする場合のみを記述している。

サービス起動方式

特に注意が必要なのは、バージョンあるいはアーキテクチャによって起動方法が異なること。次の二つの方式がある(ようだ)。

  • linuxのサービスとしてインストールされる
    /etc/rc.d/init.d/firebirdというスクリプトが生成されるので、これを直接使うか、あるいは「service firebird start」などとして起動する。

  • xinetdのサービスとしてインストールされる
    /etc/xinetd.d/firebirdという設定ファイルが生成され、起動はxinetdから自動で行われる。

どういう場合に前者をあるいは後者を選択しているのかは不明だが、前者のタイプを使い続けていた場合に後者をインストールすると、なぜサービスが登録されないのかと悩むことになる。

また、Firebird 2.5 Quick Start Guideのような文書にさえ、この件については何も記述されていない。わずかにAppendix A: Firebird server architecturesにそれを匂わせるような記述があるのみである。

パスワード変更

Windowsの場合はsysdbaのパスワードはデフォルトでmasterkeyになっているが、linuxではインストールごとに変更される。 これはインストールディレクトリトップのSYSDBA.passwordに記述されており、これを変更するにはbin/changeDBAPassword.shを使用する。

CentOS6.2へのインストール

「October 04, 2011 FirebirdSS-2.5.1.26351-0.amd64.rpm」をCentos6.2にインストールしようとすると、

error: Failed dependencies:
        libncurses.so.5 is needed by FirebirdSS-2.5.1.26351-0.amd64
        libstdc++.so.6 is needed by FirebirdSS-2.5.1.26351-0.amd64

となる、ところがlibncurses.so.5とlibstdc++.so.6はインストール済み。 この件については以下(FirebirdCSでも同じ)。

http://tracker.firebirdsql.org/browse/CORE-3803

libncurses.so.5及びlibstdc++.so.6はインストールされているにも関わらず、それが認識されないため、インストール時に--nodepsフラグをつけてインストールする方法が提案されている(実際に行ってみたが、これではうまく動作しない)。

上では、tarボールからインストールするか、あるいはfirebirdsqlから配布されているrpmではなく、epelからの配布rpmを使えとある。

しかし、後者の方法だと、インストールされるディレクトリが「標準」ではない(標準rpmとは異なるディレクトリにインストールされてしまう)。が、この方法が最も簡単のようだ。