Locked History Actions

Diff for "guice/Wicket/GuiceFilter"

Differences between revisions 1 and 2
Deletions are marked like this. Additions are marked like this.
Line 1: Line 1:
= GuiceFilterの利用 == = GuiceFilterの利用 =

GuiceFilterの利用

サーブレットフィルタとしてGuiceFilterを用いると、@SessionScopedや@RequestScopedのアノテーションが有効になる。 それらのスコープの制御は、Guiceがサーブレットからのリクエストをフックして行うからである。

Wicketでこの機能を利用するには、基本的にはサーブレットに記述した通りのことを行えばよい。 ただし、これをやってもインジェクションで取り上げた問題が解決するわけではない。 相変わらず以下の問題があるのでまとめておく。

  • コンストラクタ注入されるオブジェクト以外はコンストラクタ中で使用することはできないが、一般にWicketのページクラスにはそのような特別なパラメータを指定できる余地がない。
  • フィールド注入したとしても、Wicketのページは直列化されるため、それらのオブジェクトはSerizlizableでなければならず、大きいと直列化領域を圧迫する。なおかつ、直列化復帰後に(DB接続等の)機能を復旧できなければならない。

したがって、少なくともWicketのページ及びその中のコンポーネント等では、DIではなくサービスロケータを使用するのがベストであると結論づけた。

その上で、@SessionScoped/@RequestScopedの恩恵にあずかることはできる。 サービスロケータからこれらのオブジェクトを取得すると、それぞれセッションで一意なオブジェクト、リクエストで一意なオブジェクトを取得することができるのである。

Guice, Wicket, Jettyを使う例