Locked History Actions

sbt/Getting-Started-Running

sbtの実行

https://github.com/harrah/xsbt/wiki/Getting-Started-Runningの翻訳(2011/10/26時点)

ここでは、プロジェクトをセットアップした後のsbtの使い方をみていく。 sbtをインストールして、Hello, Worldか何かのプロジェクトを作成済であることが前提だ。

対話モード

プロジェクトディレクトリの中で引数無しでsbtを起動する

$ sbt

コマンド引数なしで起動すると対話モードになる。 対話モードではコマンドプロンプトが使える(しかもタブ補完と履歴付き!)

例えば、プロンプトでcompileとタイプする

> compile

もう一度コンパイルしたいときは、上矢印を押してEnterを押せばいい。

君のプログラムを起動したい場合はrunだ。

対話モードを終了させたいときは、exitとタイプするか、あるいはCtrl+D(Unixの場合)、あるいはCtrl+Z(Windowsの場合)。

バッチモード

sbtをバッチモードで起動することもできる。 これには、空白で区切られたsbtのアクションを引数として与えればいい。

引数をとるsbtコマンドに対しては、コマンドと引数をクォートで囲む。こんなふうに

$ sbt clean compile "test-only TestA TestB"

この例では、test-onlyにTestAとTestBという引数が与えられる。 そして、示された順(clean, compile, test-only)にアクションが実行される。

継続的なビルドとテスト

edit-compile-testサイクルを素早くするには、君がソースファイルを保存した途端に自動的にコンパイルされるといいよね。

ソースファイルを変更しすると同時にアクションを実行するには、そのアクションの前に~を指定する。例えば、対話モードで以下のようにしてみよう

> ~ compile

変更監視モードを抜けるにはEnterを押すこと。これは対話モードでもバッチモードでも使える。

詳細は「Triggered Execution」を参照のこと

共通アクション

以下は代表的なsbtコマンドだ。完全なリストは「Command Line Reference」を見て欲しい

  • clean: (targetディレクトリ中の)すべての生成ファイルを削除する
  • compile:メインソース(src/main/scalaとsrc/main/javaディレクトリ)をコンパイルする
  • test:全テストをコンパイルして実行する
  • console:コンパイル済ソースと全ての依存をパスに入れてScalaインタプリタを実行する。sbtに戻るには:quit、Ctrl+D (Unix)、あるいはCtrl+Z (Windows)とする。
  • run <argument>*:sbtを実行する同じ仮想マシン上でプロジェクトのメインクラスを実行する

  • package:jarファイルを作成する。これには、src/main/resourcesのファイルと、src/main/scala、src/main/javaをコンパイルしたものが含まれる
  • help <command>:指定されたコマンドの詳細ヘルプを表示する。コマンドが指定されなければ、全コマンドについて簡易説明を表示する

  • reload:ビルド定義を再ロードする。(build.sbt, project/*.scala, project/*.sbt files)。ビルド定義を変更したらこれが必要。

タブ補完

対話モードではタブ補完ができる。プロンプトが空の状態でもできるよ。 一度押せば代表的なものが示され、複数押せばより詳細なものが示される。

履歴コマンド

対話モードでは履歴を記憶してる。たとえいったんsbtをexitして再起動してもだ。 最も簡単な履歴アクセス方としては、上矢印キーだが、以下のコマンドもある。

  • ! 履歴コマンドヘルプを表示する
  • !! 最後のコマンドを再実行
  • !: 以前のコマンドをすべて表示
  • !:n 最後のn個のコマンドを表示
  • !n n番目のコマンドを実行。これは!:コマンドで示されたもの
  • !-n これを実行する前に、n番目のコマンドを実行(訳注:?)
  • !string stringで開始する最も最近のコマンドを実行
  • !?string stringを含む最も最近のコマンドを実行

次は.sbtビルド定義